復帰40周年記念誌が刊行されました。

~「未来を担う若者たちに伝えたい・沖縄社会基盤づくり40年」~

二年がかりで当会が取り組んできた復帰40周年記念誌「未来を担う若者たちに伝えたい・沖縄社会基盤整備40年」が完成し、本日、納品されました。(A4版、256頁、4色並製本)

☆140周年記念誌

復帰40周年の節目の年に、米軍施政権時代から復帰、そして現在に至る沖縄の社会基盤整備のあゆみが、機関や組織、事業種の枠を越えて体系的に取りまとめられています。編集方針の柱に「次代を担う若者に向けた本にしよう」を掲げ、社会基盤整備に携わった方々からの寄稿やさまざまな分野で活躍する先輩から若者たちへのメッセージにページが割かれるなどユニークな記念誌になっています。

☆2記念誌目次
記念誌目次.PDF(1MB)

当会では県内の教育機関や図書館をはじめ関係機関への配布を計画しています。
記念誌制作に関わられた多くのみなさんの努力のお陰で、どの項目からでも読みやすく、沖縄の未来を考えるうえで貴重な一冊になったと、ズシリと重たい本書を手にして感じました。ぜひ座右に置いて、気軽に活用していただければと思います。
(問い合わせは、企画課098-879-2087まで)

地震体験車で多くの市民が震度7を疑似体験

~しまたて協会那覇市消防本部ファイアーフェストに参加~

私ども沖縄しまたて協会では県民の防災意識向上を図る公益事業の一環として、県内各地で開催される防災フェア等へ地震体験車を派遣する事業を行っています。2月2日に開催された那覇市総合防災訓練に引き続き、3月10日に那覇市文化テンブス館前広場で開催された「那覇市消防本部ファイアーフェスティバル」に今年2度目となる地震体験車の派遣を行いました。

☆1地震体験車

今回派遣された車輌は最大震度7までの体験が可能で、様々な地震動をリアルに再現できる装置を搭載しています。地震の恐怖や備え、地震に対する心構えなどを総合的に体験できる特殊車両です。現在、県内には一台も導入されておらず、神奈川県から搬入しました。当日は国際通りが歩行者天国ということもあって大勢の家族連れで賑わいました。

☆2体験乗車を待つ市民

約二分間断続的に震度7がつづく東北地方太平洋沖地震を疑似体験した女性は「揺れが来ると分かっていてもしがみつくだけで精一杯でした。
揺れの激しさは見るのと実際に体験するのとでは大違い」とあまりの揺れの激しさに興奮が収まらない様子で感想を話してくれました。

☆3震度7を体験する

今年度最後の地震体験車の派遣は、3月15日に北谷町アメリカンビレッジで開催される防災訓練会場で行います。興味のある方はぜひ会場までお越しください。

第2回沖縄フロンティア戦略会議を傍聴してきました。

~“沖縄力”による成長戦略イメージ(10年後)を目指して~

沖縄総合事務局の主催する第2回沖縄フロンティア戦略会議(座長・知念榮治県産業振興公社理事長)が2月25日、那覇市内のホテルで開催されました。
沖縄フロンティア戦略会議 002

会議の目的は「国際物流拠点産業集積地域の更なる利活用や産業イノベーション地域制度の利用拡大を視野に、沖縄の地理的優位性を活かした新たな成長戦略策定及び具体的な方策を提言として取りまとめる」こと。

会議冒頭で「沖縄は政府の成長戦略の一翼を担う」と槌谷祐司沖縄総合事務局長が挨拶で述べるなど、新たな提言取りまとめに大きな期待が感じられました。
沖縄力成長戦略イメージ

「那覇港の課題と可能性」を含め6人の委員からの具体的な提言発表のほか、自由討議では「沖縄における航空機整備事業推進の提言は面白かった」「本格的なコンベンションホールを建設する必要がある」「千歳空港と比較すると那覇空港での食事やお土産品の充実度に課題を感じる」など、多くの意見が出されました。

「宿道」VOl.32にエッセイを寄稿していただいた又吉真由美氏(EN GROUP LIMITED 代表取締役)は、香港を中心にアジア各地に飲食店を展開する事業家としての立場から意見を求め「現在約30日かかる船便で、市場規模の大きい香港・マカオ向けに商品を取り寄せたら消費期限切れのこともある」と一刻も早い香港航路復活について「スピード感のイメージがあったら教えて欲しい」と質問していました。
又吉さんエッセイ
又吉さんエッセイ(1.5MB)

今後、どのような提言が取りまとめられるのか、興味深く見ていきたいと思います。